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【2010年11月】・経済効果はA級〜 ・銀幕の風景を〜 ・経済だって、軽く〜

経済効果はA級です。庶民の三ツ星、「B級ご当地グルメ」市場。

もう、すっかり私たちの食生活の中に浸透した感のある「B級グルメ」。ミシュランに選ばれるような敷居の高い高級グルメ料理に対して、安くて美味い身近な存在が「B級グルメ」といえます。その中でも“地域色”を鮮明に打ち出したのが「B級ご当地グルメ」と呼ばれるものです。そして、その最大のイベントが、マスコミでも大々的に取り上げられて話題の「B-1グランプリ」です。

特定の飲食店のメニューではなく、その地域に行けば複数の店で食べることができること。地元の人が日常的に食べている料理であること、と定義された「B級ご当地グルメ」を対象に、2006年、青森県八戸市でスタートしたこの食の祭典も今年で5回目。富士宮市(静岡)、久留米(福岡)、横手(秋田)と回を追うごとに出展団体、来場者ともに増え続け、首都圏初となる今回の厚木(神奈川)開催では、参加団体が46と前回のほぼ倍に急増し、来場者も2日間で43万5,000人もの人々が押し寄せました。

料理は一品500円以内。投票は、料理を食べたあと、料理ごとの投票箱に使用した箸を入れ、最終日にその目方によって賞が与えられます。第1回・第2回「富士宮やきそば」、第3回「厚木シロコロ・ホルモン」、第4回「横手やきそば」、そして今回日本一のB級グルメに輝いたのは、「甲府鳥もつ煮」でした。

このイベントを主催するのは「愛Bリーグ」という団体で、正式名称は「B級ご当地グルメでまちおこし団体連絡協議会」。趣旨に賛同する全国の団体・グループが連携して地元のB級グルメのブランド化を図り、地域の活性化を実現することを目的に結成されました。「B-1グランプリ」の精神も、あくまで郷土の料理を売り込み、地域に人を呼び込むためのきっかけづくりで、勝敗は二の次だった、はず。しかし、グランプリを獲得したメニューは、TV、雑誌に引っ張りだこ。一気に全国区に昇りつめ、絶大な経済効果をもたらすとあって、参加団体が熱くなるのも無理もありません。

全国ブランドになった代表格的スターが「富士宮やきそば」です。シマダヤが商品化して、今やチルド市場に堂々と君臨するほどに。これまでの経済波及効果は400億円を超えるといわれています。

他にもB-1グランプリ出身が続々と大手食品メーカーから商品化。

日清食品チルドは、「横手風焼そば」「北見風塩焼そば」「黒石風つゆ焼そば」「佐伯風ごまだしうどん」とシリーズで再現。

カルビー系のジャパンフリトレーからは、コーンスナック3種(富士宮やきそば味/厚木シロコロ・ホルモン味/横手やきそば味)を、「B-1グランプリ ゴールドグランプリ3パック」として発売。

今回のイベントへ協賛した企業は185社に及び、厚木会場の最寄り駅には、2日間限定で「B-1グランプリ号」が運行されたほどです。片や、不正投票問題も持ち上がったりと、あまりの過熱ぶりに次回(姫路市)から出展団体を選抜方式にしようかという声も挙がっています。主催する側にとっては、うれしい誤算を超え、ある種の戸惑いを感じているというのが正直なところのようです。

※参考:B-1グランプリin厚木    http://b-1gp.jp/
日清食品チルド    http://www.nissinfoods-chilled.co.jp/
ジャパンフリトレー    http://www.fritolay.co.jp/
日経MJ(2010年8月11日付)
朝日新聞(2010年9月17日付)

銀幕の風景を旅する----ビジネスとしての「シネマ・ツーリズム」。

あの映画の舞台となったあの町を訪れてみたい。主人公が歩いたと同じ道を踏みしめたい……映画やドラマなどで使われたロケ地やロケセット跡を訪れ、感動を追体験する旅のことを「シネマ・ツーリズム」あるいは「フィルム・ツーリズム」と呼ばれています。

「シネマ・ツーリズム」は、新作・旧作にとらわれません。

よく知られているものとしては、一連のNHKの大河ドラマの舞台となった地や、大林宣彦監督のお馴染み“尾道三部作”のロケ地。また、富良野市を舞台としたTVドラマ「北の国から」の場合は、主人公の歴代の家が保存され、市の人気観光名所となっています。

「冬のソナタ」のロケ地である韓国・春川市へは、日本から韓流ファンの女性たちが大挙して押し寄せました。逆に、韓国ドラマ「アイリス」のロケ地となった秋田県には、韓国から多くのファンが訪れています。

「世界の中心で愛を叫ぶ」のロケ地は香川県庵治町。それまで観光地としては無名の一漁村でした。しかし、いったん映像で流れるや一躍有名な町となり、一日に1,000人を超える若者たちが訪れるようになりました。

「シネマ・ツーリズム」を取り巻く最近の傾向としては、撮影に使われた場所に押し寄せるファンのニーズに応えるため、迎える側が観光事業の一環として振興に力を入れ始めてきたという点です。一本の映画をきっかけに、新しい観光スポットとして育て、それによって地元雇用を生み、地域経済の活性化に一役買うという、地域再生ビジネスとして捉えるようになってきました。

その代表的な場所が「庄内映画村」(山形県鶴岡市)です。“庄内を日本のハリウッドに”と、2005年公開の「蝉しぐれ」の撮影を機に、地元企業との共同出資で設立されました。月山の麓、88ヘクタール(東京ドーム20個分)という広大な敷地に、農村集落、宿場町、漁村など、日本の原風景がオープンセットで広がります。

いまや時代劇の背景となる江戸の家並みにぴったりかなうような場所を探すとなると、至難の業。たとえそんな場所があったとしても、その民家や道、川といった風景がいつまで残っているか保証はありません。ましてセットで江戸の村を再現したとしても、撮影が終われば跡形も無くとり壊されるのが宿命で、「シネマ・ツーリズム」には対応できません。

「必死剣 鳥刺し」「座頭市 THE LAST」「十三人の刺客」など、話題の時代劇の背景としてなくてはならない“名脇役”ともいえる存在の「庄内映画村」。昨年から一般公開され(入場料:一般1,600円)、資料館やレストランも設備、村内には周遊バスも運行されています。人形劇や殺陣のパフォーマンス、昔語り、辻占いなどのイベントも定期的に行われ、“サムライ・パーク”として老若男女が楽しめる仕掛けが盛りだくさん。観光客の増加はもとより、地元の雇用にも貢献しています。

これからも、華やかな銀幕の舞台裏では、地域振興ビジネスにつなげようと、自治体によるロケ誘致争いはいっそう激しさを増しそうです。

※参考:庄内映画村    http://www.s-eigamura.jp/
日経MJ(2010年8月13日付)

経済だって、軽く楽しく学びます。いまどきの「新ビジネス書」市場。

最近、書店のビジネス書コーナーに行かれたことはありますか? 平積みされているおカタイ専門書の中で、“萌え系”の派手なアニメ風の表紙でひときわ異彩を放っている本が増えていることにお気づきでしょうか。みな、れっきとしたビジネス書なのです。

火を点けたのは、昨年末に刊行された小説『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら』(ダイヤモンド社)です。『もしドラ』の愛称で大きな話題となりました。

高校野球部のマネージャー、川島みなみは、ひょんなことから“経営学の父”と呼ばれるピーター・ドラッカーの名著『マネジメント』と出会い、その教えを参考にしながら弱小チームを甲子園にまで導くという青春ストーリーです。

高校野球部にとって“顧客”はだれか? マーケティングとは? イノベーションの実践、部員の自己目標管理システムの導入など、野球部という組織をどのようにマネジメントしていくかを考えていくドラマ仕立ての経営書です。著者は、「AKB48」のプロデュースにも携わった放送作家。

本書は、2010年7月、ダイヤモンド社にとって初のミリオンセラーを達成。読者層は、20〜30代のビジネスマンだけでなく、主婦や学生など9歳から90歳までと幅広く、男女比も55:45とほぼ半々で、企業の研修用テキストとしてや実際の高校野球の女子マネージャーが活用しているという事例もあるといいます。

『もしドラ』のヒットは、他の“萌え系”ビジネス書の売れ行きにも波及。伸び悩みつつあった同種の本も、今春から急激に盛り返しています。

例えば、主人公の女子大生が就職した外資系投資銀行を舞台に展開される『投資銀行青春白書』(ダイヤモンド社)。

また、父の急死で17歳の女子高生、山本ちえが突如、音響部品メーカーの社長になって会社を切り盛りしていく姿を描いたケーススタディビジネス小説『女子高生ちえの社長日記----これが、カイシャ!?』(プレジデント社)。読者からは、製造業の経営知識が一通りわかる、と好評。現在、PART-3まで刊行されています。

他にも、決算書&会計とは何か?がわかる、笑いと涙の物語『会計天国』。事業計画、株、不動産投資がわかる、OLの成長ストーリー『投資ミサイル』(共に、PHP研究所)。

さらに、女性経営コンサルタントによる企業再生のプロセスを描いたビジネスエンタメ小説『会社再生ガール』(青月社)などなど。

これらに共通しているのは、●読みやすく親近感のわく物語仕立てのライトノベル風 ●若い女性が主人公 ●アニメ風の表紙やイラスト。

“萌え系”で育った世代には、難しい専門知識も楽しみながら気楽に学ぶほうが、ごく自然に身につくのかもしれません。

※参考:ダイヤモンド社    http://www.moshidora.jp/ http://www.diamond.co.jp/
プレジデント社 http://www.president.co.jp/
PHP研究所    http://www.php.co.jp/
青月社      http://www.webkis.jp/
日経産業新聞(2010年7月23日付)

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